国際郵便を利用すると関税がかからない場合があるのはなぜ?
輸入関税は商品代+送料で16,666円以上に課せられます。
でも、国際郵便を利用して個人輸入すると、関税がかかる場合とかからない場合があります。
私も何十回となく個人輸入をしていますが、国際郵便を使った場合はほぼ課税されたことがありません。
それはどうしてなのか?
実はそれには通関方式の違いがあるようです。
申告納税方式
UPSなどの宅配業者は、内用品価格、税率、税額など計算し税関に申告し、税金を支払います。 そのため、免税範囲を超えている物は、すべて課税されます。
賦課課税方式
郵便での輸入は、CN22,23(税関告知書)によって内用品価格を自己申告し、税関が郵便物をピックアップして、税率計算をして課税処理を行います。
国際宅配便を利用して輸入
国際宅配便を利用した場合の通関手続は、通関業者が代行します。
詳細は税関のサイトを確認してください。
外国から郵便物を受け取る場合の手続
詳細は税関のサイトを確認してください。
出典:税関
EMSを含む国際郵便では個人の方の利用が多いことから、一般の貨物と違って荷物について税関に申告して許可を得る必要がありません。国際郵便交換局と呼ばれる国際郵便を取り扱う郵便局に到着後、その内の税関の出張所で税関職員による検査が行われます。
(注:国によってEMSの通関事情が異なる場合がございます)
出典:日本郵便
個人輸入をしている人の声
海外通販を良くしていますが、海外から、 もしくは日本から海外への荷物は全て「運」です。 というのも、何百個もある荷物を片っ端から調べるわけにはいかないので、 無作為で何個か選んでチェックするのです。 選ばれた荷物はあけられて中身をチェックされます。 それが課税対象物であれば課税されます。
出典:大手小町
今回国際郵便を選んだ理由は、高い確率で関税がかからないからです。
<中略>
国際郵便も制度は同じはずなのですが、不思議とほとんど課税されません。何十回と国際郵便で個人輸入していますが、課税されたのは過去に1回だけです。
出典:ある海外通販マニアの独り言
あまり多くはないが、購入するお店がEMSで日本配送に対応している場合は、必ずEMSを選ぶようにしよう。
国際宅配便業者を使った場合は、関税がかかる対象の物品・金額だったときに100%関税がかかってくる。これはそれぞれの業者の通関士がきっちり申告してくれるからだ。
しかし、EMSの場合は税関の職員が事務処理を行っているうえEMSで送られてくる品物は非常にたくさんある。そのため結構スルーされている場合も多いのだ。このことから関税のかからない可能性のあるEMSを選択した方が賢い選択だろう。
出典:貿易商社の社長が教える本当の輸入ビジネス
海外から来る大量の荷物を捌くため、全ての荷物をチェックしてはいないようですね。
たまたまピックアップされた荷物が課税対象だった場合は課税されているようです。
まとめ
・国際郵便と、UPSなどの国際宅配便は通関方式が違う。
・UPSなどの国際宅配便は全ての荷物が検査される。
・国際郵便は大量の荷物のためピックアップして検査される。
・検査された際に課税対象であれば課税される。
私は発送方法を国際郵便かUPSなどの宅配便かを選べる場合は、特に急ぎでない場合は国際郵便を選んでいます。
国際郵便か宅配便を選べるショップとしてはこちらのgoalINN/ゴールインです。
アイテム一つ毎に送料が加算されますが、国際郵便を選択すればかなりお得ですし、関税審査もピックアップされにくい・・からです(;・∀・)
goalINN(ゴールイン)の国際郵便は重量制限があるようで、複数購入すると宅配便しか選べなくなる場合があります。
宅配便の送料が高額になる場合は、2度や3度にわけて国際郵便で購入した方が送料が安い場合があります。